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JIS Q 15001:2017についての解説2

2019年04月25日

今回は、個人情報保護マネジメントシステム要求事項について解説致します。

一言で申しますと、ISOの共通規格化HLS(High Level Structure)と同じ構成となり、内容については、ISO27001とほぼ同じです。

  1. 適用範囲
  2. 引用規格
  3. 用語及び定義
  4. 組織の状況
  5. リーダーシップ
  6. 計画
  7. 支援
  8. 運用
  9. パフォーマンス評価
  10. 改善

ISO27001を運用されている組織様であれば、想像がつきやすいかと思いますが、プライバシーマークしか認証していない場合は、この規格本文をどう、活用していけばよいでしょうか?

基本的な考え方として、この規格本文は、PDCAサイクルの内容が記載してあります。また、過去のプライバシーマークの規格でなかったところは、「4 組織の状況」が新たな項目となるでしょう。

参考:過去記事
4.1 組織及びその状況の理解
4.2 利害関係者のニーズ及び期待の理解

まだ現段階では、プライバシーマークの審査基準が、付属書Aを主に対象としています。しかしながら、この規格本文の、「4 組織の状況」を取り入れながら、PDCAサイクルを回すという事を意識して頂ければよいでしょう。

個人情報保護マネジメントシステムとして、個人情報漏えいを防ぐ事と、情報コミュニケーションを活性化して、よりよい職場作りを目指すという観点から、この規格本文を活用する方法を、検討いただくのもよいでしょう。